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総外貨準備高が過去最高に、進むペソ高による輸出競争力低下の懸念も

フィリピン中央銀行(BSP)は1月15日、12月末時点の総外貨準備高(GIR)が過去最高の1,098億ドルだったと発表した。11月末時点の1,048億ドルから4.8%増加し、同国最高値を更新した。GIRのこの水準は国全体の輸入額の11.7カ月分、短期対外債務の9.6倍に相当する。

GIRの増加要因としてBSPは、同行による通貨ペソ売り・外貨買い方向での為替介入や、外貨建て国債発行による外貨調達、保有する金の市場価格上昇を挙げている。為替介入に関しては、BSPは介入の規模や時期を公表していないものの、進展するペソ高に対応するため、ペソ売り・外貨買いを継続してきたことが考えられる。  2020年1月2日時点で1ドル50.802ペソだったレートは、2020年を通じて増価し、2021年1月4日には48.021ペソまで達した。ペソ高はフィリピンの製品やサービスの価格を外貨換算で割高にするため、輸出事業者やIT-BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業企業へのマイナスの影響を懸念する見解が国内にあった(「フィルスター」9月7日)。フィリピン商工会議所(PCCI)は2020年9月、政府に対してペソ高の進展を早急に見直すよう提言していた(マニラブリテイン9月1日)。(JETRO吉田 1月21日)

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