ヤマトグループのノウハウを元に引っ越し事業のさらなる拡大を目指す
事業内容
事業内容は、①引越②木箱梱包・バリヤー梱包③重量物取り扱いの大きく三つだ。まず、①の引越では、20年以上前からヤマト運輸株式会社と提携しており、ヤマトのノウハウを元にお客様の不安を取り除く、安心を提供できるサービスを展開している。②木箱梱包・バリヤー梱包(錆止め防止梱包)は、日本のJIS規格に基き、自動くぎ打ち機で作業をする為、スピーディーである。③の重量物取り扱いでは、工場で使用するタンクや機材の運送から、設置、組み付けも対応している。カルモナに作業場がある為、日系PEZA企業から発注頂いている。さらに、工場の機材の配送に関するノウハウもある。
フィリピンでの歴史
木箱梱包においては、日本と変わらない方法をとっており、フィリピンで最初に自動釘打ち機を使い、薫蒸した材木を扱った木箱梱包から梱包作業までを行なっている。また、錆止め防止の為のバリヤー梱包も同社がフィリピンで初めて取り扱った業界では歴史のある企業だ。
強み
特に引越では、ヤマトグループ基本的なスタンス、顧客のお困りごとは解決するというホスピタリティを持って対応に当たっている為、同社の顧客からの信頼は厚い。梱包のレベルはもちろんのこと、ヤマトグループで集計される荷物事故率は、全世界の中でも最低レベルの数値を維持している。また、港で荷崩れしないように、安全な梱包の仕方を常に改善し、品質を保っている。日々改善に勤しみ、現在ではマニラー日本間のリードタイムは、以前は40日前後だったのが、現在は30日前後に短縮できているという。
今後の展望
今後、国内・海外引越を強化していきたいと曽根氏は語る。コンドミニアムとの提携も視野に入れ、日本人以外のローカルマーケットへも強化していくという。フィリピンでは、家族内で引越を手配する為、そもそも引越業者の概念がない。ローカルマーケットへの進出は、同時に引越事業の浸透も必要となってくる。当地で長年のノウハウを持つ同社とヤマトのノウハウの相乗効果を発揮し、フィリピンで新しい存在価値を作っていきたいという。海外への渡航者が増加しているフィリピンでの今後の同社の活躍が楽しみだ。
<企業情報> | |
企業名 | A.T.E FREIGHT PHILS., INC. |
住所 | Lot 1-A Sunrise St., Concorde Village,Tambo, Paranaque City |
電話番号/E-mail | 02-854-8312, 02-851-7565, 02-852-1005 |
役職 | Managing Director |
名前 | 曽根 崇 |
フィリピン進出日時 | November 14, 1994 |
業種 | 引越、木箱梱包・バリヤー梱包、重量物取り扱い |