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インフラにより人々の生活に変化を生み、笑顔を創り出す。公共から民間・海外へと挑戦のフィールドを広げる。

長年に渡り国内外における多くの長大橋梁の設計など、土木分野を中心に技術サービスを提供する建設コンサルタント、株式会社長大とその在フィリピン法人だ。今年創立50周年を迎えた同社は今、成長著しい諸外国へこれまで培ってきた技術力を展開することで事業成長はもとより進出国の発展に貢献する方針である。そんな同社において特に注目されているのがフィリピン・ミンダナオ島での事業開発だ。その取り組みを迫ってみよう。

–海外進出の経緯をお教えください。
長大株式会社は名前が表すとおり、長大橋梁の設計など日本のインフラを支える建設コンサルティングをおこなってきました。しかし、インフラの充実や景気低迷期に迎えた人口減少など今後の日本国内における建設コンサルティングを取り巻く環境は劇的に変化しています。国内のインフラ投資は1998年の約15兆円から2017年には約7兆円と半分以下に減少していました。自社の強みを活かし未来を見据えた挑戦として当社が選んだのが海外での土木事業のコンサルティングでした。

–フィリピンを選んだ理由をお聞かせください。
昨今、海外で活発化しているPPP(官民連携)によるインフラの整備・運営が主流となっていたことから東南アジア各国を視察していました。2011年、PPP可能性調査で訪れたミンダナオ島ブトゥアン市でエクイパルコ社のロニー・ラグナダCOO(現ブトゥアン市長)と出会ったことが当社のプロジェクトを大きく進めることになったのです。
当時はマニラやセブに、公共・民間の投資が集中しており、ミンダナオの開発は遅れていました。このため、PPPを活用した開発が急がれていました。こんな折、事業パートナーであるエクイパルコ社が進めていた水力発電事業は、当社が考える事業戦略と合致し、極めてスピーディに協働関係を締結。これを契機に、ブトゥアン市を核としたカラガ地域経済開発プロジェクトがスタートしたのです。その後、ミンダナオ島出身のドゥテルテ大統領が選出されたことで、地方都市の経済開発にも注力する方針の下、同島の投資対象として注目度が高まっています。

–大浦さんがこのプロジェクトに参加することになったきっかけをお教えください。
私はもともとは別会社の担当者としてプロジェクトのひとつであるバイオマス発電事業に携わっていました。本プロジェクトに長く関与していきたいという思いもあり2014年に長大株式会社に入社しました。現在はChodai Philippines Corporationの副社長を兼任してマネジメントに従事しながら、毎週ミンダナオ島の各現場に足を運びプロジェクトの進捗を管理しています。もともとは交通工学という領域でエンジニアとして業務をこなっていましたが、現在はバイオマスや水力などの発電事業や鰻やエビなどの養殖場などこれまで経験のできなかった多岐にわたる分野での開発を経験ができることにやりがいを感じます。

–今後御社のブトゥアン市の開発はどのような展開となるのでしょう。
2018年のアシガ川小水力発電所の竣工を皮切りに様々なプロジェクトを推進してきました。現在進行中のプロジェクトは、発電事業が小水力発電3箇所、バイオマス発電1箇所、風力発電1箇所。上水供給事業が1箇所を第1段階として進めています。第2段階としては稲作・精米事業、エビ養殖事業、鰻養殖事業。第3段階として、工業団地開発・運営が計画されています。
私たちのパートナーであるエクイパルコ社の元COOであるロニー・ラグナダ現ブトゥアン市長は、2016年に地域開発事業をさらに加速化させるため市長選に出馬し当選。先日、再選を決め、引き続き市長を務められます。我々が進めるプロジェクトの良き理解者として支援してくださっています。

–一つの都市が開発されていくようなダイナミックな事業に驚きます。
それぞれは一見すると関連がない事業群ですが、実は雇用創出等を通じた地域開発を共通目的に結びついています。ブトゥアン市を中心としたカラガ地域が、他地域に対して最も強みを発揮する農林水産品を、地域の経済発展に有効活用していくための基盤整備が極めて重要です。長大は土木系エンジニアリングを基礎としたコンサルタントとして、基盤整備に貢献しています。また、このような基礎インフラサービスを土台に、加工産業誘致やサプライチェーン構築といった取り組みに繋げていく事が重要と考えています。

<企業情報>
企業名 株式会社長大 / 長大フィリピン(CHODAI PHILIPPINES CORPORATION)
住所 Unit9C, 8 Rockwell, Rockwell Center, Makati City
電話番号 02-552-8238
URL https://www.chodai.co.jp
役職 株式会社長大 事業企画部 課長 / 長大フィリピン 副社長
名前 大浦雅幸
経歴 交通工学を専攻し、建設コンサルティングの会社に入社。2011年に東洋大学によるブトゥアン市の地域開発調査に参加。これがきっかけとなり、2014年4月に(株)長大に入社。現在はCHODAI PHILIPPINES CORPORATIONの副社長を兼務しながら、カラガ地域で展開する地域開発プロジェクトの指揮を執る。
フィリピン進出日時 2011/10
業種 事業における調査・計画・設計、施工管理、プロジェクトマネジメント、資金調達、EPC、維持管理・運営、物品の輸入・卸売り

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