三陸の海の幸を日本品質で輸出。水産加工会社ならではの独自技術が活きる!
【進出経緯】
2016年復興庁のプロジェクトの一貫として陸前高田市の水産企業7社のジョイントベンチャーとして設立された同社。同地域の水産加工各社では壊滅的であった国内取引も70%まで回復しており、次のステップとして三陸の海産物のみならず、日本で獲れる海産物や加工品を海外へ広めていく計画だ。2019年に新たなディストリビューターであるHightower Inc.と提携しフィリピンでの製品拡販を行なっていく。今回は同社代表の森岡氏に話を伺った。
【事業内容】
同社は三陸を世界一の水産都市にすることを掲げている。三陸の新鮮な魚介類を新鮮なうちにチルド配送したり、独自の急速冷凍技術による冷凍配送、煮物、干物、缶詰などの加工品などの配送を行なっている。また、日本国内のパートナー企業との協業により日本中の水産物を取り扱うことができる様になり、ますますクライアントの要望に応える体制が整った。現在はフィリピン、インドネシア、タイ、シンガポール、マレーシア、UAE、アメリカへ輸出を行なっており、各国へ日本の新鮮な水産物を輸出している。
【強み】
同社は7社の水産物メーカーのジョイントベンチャーのため、水揚げされた海産物を即急速冷凍または加工し、驚くほど新鮮な状態で商品を届けることができる。また、フィリピンへの輸出は始まったばかりで約20種の商品ラインナップがあるが、切り身や味噌煮、缶詰の加工品など、クライアントの要望にあった製品を200種以上の商品ラインナップから提案することも強みだ。ホテルやレストランなどに独自の販売網を持つHghtower社と提携したことで、今後多くの商品を広めていくことが期待される。
【今後の展望】
現在はメトロマニラを中心にホテルやレストランに流通しており、Hightower社のコールドチェーンにより品質を保ったまま配送されている。今後はリテールマーケットへの展開も検討しており、スーパーやグローサリーなどを通して食卓にも届けられることを目指していく。日本の品質の高い水産品の需要が高まるフィリピンでマーケットを切り拓く同社から今後も目が離せない。
【企業情報】
企業名 | 株式会社三陸コーポレーション(ディストリビューター:Hightower Inc.) |
住所 | 東京都北区1-10-13 旺栄ビル8F |
電話番号/E-mail | (+81)3-6903-3205 / Hightower Inc.:02-354-0984(松本) |
役職 | 代表取締役 |
名前 | 森岡忠司 |
フィリピン進出日時 | 2018年 |
業種 | 日本の水産物、農畜産物の輸出、日本の食品の輸出と観光振興に関するコンサルティング。 |