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その105 夏休みの過ごし方が「差」をつける!

もうすぐ子どもたちが待ちに待った夏休みです。アメリカの学校は6月初旬から8月まで長い夏休みがあります。日本の夏休みといえば、子どもたちが思いっきり遊べる時。しかし、バイリンガルの子どもにとっての夏休みは、ライバルに差をつける時、普段できない活動に集中して取り組む時です。

 

  • 夏休みは学校生活の2年間分

毎年夏休みになると多くの日本人家庭が里帰りします。もちろん、日本に住む祖父母や親戚と過ごす経験は、子どもの日本語力やアイデンティティ形成に大きな意味を持ちます。しかし、特にすることもなく、だらだら毎日を過ごしてしまうと、新学年が始まった時にツケが回ってくるので注意しましょう。気持ちがゆるみ、生活が不規則になり、英語力が錆びつき、学校適応が難しくなくなってしまうのです。

バイリンガル環境で育つ子どもにとって夏休みの過ごし方は将来を左右する大切な時期なのです。幼稚園から高校まで学校生活13年間のうち、夏休みは合計2年間もあります。この2年間を遊んで過ごすか、自己の能力や技能を向上させるために過ごすかによって、子どもの将来に大きな「差」が生じることは容易に想像できると思います。

 

  • 英語力を極端に低下させない

アメリカの場合、夏休みに宿題や課題が出ることはありません。夏休み中に子どもがどのような活動に取り組むかは100%家庭に任されています。夏休みまでの9ヶ月間、努力して向上させてきた英語力が、夏休みの中に落ち込んでしまわないように、毎日少しでいいですから、英語の読書やワークブックに取り組む時間を作りましょう。

英語力が弱い子どもの場合、日本への帰省はできるだけ短期間に抑え、海外のサマースクールやサマーキャンプへ参加させることを検討しましょう。現地校に通う子どもは「英語」への苦手意識から「自分は勉強ができない」と自信喪失に陥りがちです。英語力を早期に向上させることが現地校適応には不可欠であり、それを一気に実現できるのが夏休みです。英語ができるようになれば、自信が回復し、学校の授業にもついていけるようになります。

 

  • 自信を持って新学年を迎えるために

夏休みが終わり新しい学年が始まると、先生、クラスメート、宿題の進め方など、子どもを取り巻く環境が一変します。特に、キンダーガーテン、小学1年、ミドルスクールに上がる子どもは、大きな環境の変化と直面するので、心理不安定に陥りがちです。

子どもの学校適応を促すコツは、親が夏休みだからと油断せず、睡眠、食事、遊び、勉強など、毎日の生活リズムを一定に保つことです。生活リズムの乱れは必ず心理不安を引き起こすので注意してください。

お勧めは現地のサマープログラムに参加させて、子どもが好きなこと、得意なことに集中して取り組ませる経験です。スポーツ、音楽、演劇、キャンプなど、海外には多様なサマープログラムがありますから利用しない手はありません。サマープログラムに参加することで生活リズムの乱れを回避できます。

 

  • 学齢期を通して計画を立てる

夏休みの過ごし方は長期的な計画を立てることが大切です。たとえば、小学校低学年は英語力強化、小学校高学年から中学はスポーツなど課外活動の強化、高校からはボランティアやインターンなどの社会参加、というように、学校生活を通して夏休みをどう過ごすのか、大まかな計画を立てておくのです。子どもの現地校生活をより充実したものにするために、そして、世界で活躍できるたくましいバイリンガルに育てるために、長い夏休みを有効に活用してください。

 

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