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その110 英語は訳さず、英語のまま理解する

英語学習のスタートは、フォニックスとサイトワーズによって簡単な英語を読むことができる状態にすることだと前回のコラムでお伝えしました。

では、その次の段階ではどんなことが必要になってくるでしょうか。それは、家庭でコツコツとリーディング練習を重ねていくことです。

 

  • 子どもが読みたい本を読ませてあげる

子どもに読ませる英語の本は楽しいことが優先です。教育的なものを読ませようとすると子どもが逃げていきます。

英語を第二言語で学ぶ子どもに適した本は、「グレードリーダーズ(Graded Readers)」と呼ばれるシリーズです。これは、単語や文法が簡易化された本で、語彙力が弱い子どもでも読み進めていくことができます。

内容は英米のクラッシック文学から映画のシナリオまで幅広く用意されており、年齢や興味に応じて、飽きることなく読書量を増やしていくことができます。

代表的なグレードリーダーズは「Penguin Readers」「Oxford Readers」「Richmond Readers」「Black Cat Readers」などです。くれぐれも難しすぎる本を読ませないようにレベルに配慮してください。

小学生以上の子どもの場合、本の文字を追いながら朗読の音声を聞いたり、ネイティブ音声に合わせて音読させると効果的です。子どもがつまずいている単語や表現があればチェックして、子どもと一緒に読む練習をします。

 

  • 子どもは英語を英語で理解できる

小学生のリーディングで大切なのが、英語を日本語に翻訳しないことです。日本の学校教育では英単語の意味を教え、文法ルールを教え、英語を日本語に翻訳して理解する「訳読法」を教えます。しかし、小学生のリーディング指導は翻訳せずに、英語を英語のまま教える「直接法」が効果的です。

基本的な単語については、「ピクチャーディクショナリー」と呼ばれる、イラストや写真がついた辞書を活用します。基本単語の意味がわかれば、それをつなげて全体の意味が何となくイメージできるようになるのです。なお、アメリカの子どもたちがよく使うのは「Scholastic Children’s Dictionary」や「Merriam-Webster Children’s Dictionary」です。

また英語のアニメや絵本に親しませていると、英語を英語で理解できる英語思考の発達が促進されます。アメリカの子どもたちに人気のPBSは教育目的のアニメ番組をたくさん放送しています。英語の子ども向け番組の多くはNetflixで見ることができますので活用しましょう。

 

 

  • バイリンガルは言葉を翻訳しない

日本語と英語を流暢に操るバイリンガルは、日本語は日本語、英語は英語で理解しています。このバイリンガルと同じ頭の使い方を「小学生時代の子ども」であれば労せず身につけることができます。

ですから、家庭で子どもに英語を教える時も、できるだけ英語を日本語に訳さないほうがよいのです。英語を翻訳する方法を教えると、単語の意味を覚え、正しく日本語に訳すことが目的になり、英語が「勉強」になってしまいます。

子どもが「この単語の意味は何?」と聞いてきたらすぐに答えを教えずに「何だと思う?」と聞き返してください。子どもなりに考えて答えを探そうとします。英語を英語のまま理解する。この頭の使い方を習慣にすることが大切です。

 

  • 理解を確認してはいけない!

英語のリーディング練習を始めた子どもに「どんなお話だったのか教えて」「この単語分かる?」と理解を確認してはいけません。そもそも子どもは英語を「日本語に訳そう」と思って読んでいませんから、日本語で説明してくれと言われても困ってしまうのです。

また子どもが英語のリーディング練習をしている時は、必ず親がそばで聞いてあげてください。音読する時間はせいぜい5分程度ですから、どれだけ忙しい親でもできないはずはありません。親が聞いてあげるだけで子どもの「やる気」は倍増します。一人で音読しても楽しくありません。親に聞いてもらえるから子どもは音読する気になるのです。

 

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