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その113 リーディング力を育てる順番

小学5年生で「英検準1級」に合格したタカシ君。でもタカシ君は帰国子女でなければ、インターナショナルスクールに通っているわけでもありません。タカシ君は家庭学習だけで高度な英語力を身につけたのです。

英語好きの母親の影響で幼い頃から英語の歌や動画に触れて育ちました。日本語の発語がしっかりしてきた頃から、母親はフォニックス絵本やドリルを与えて、英語の本が読めるようになる環境作りを心がけました。

タカシ君はいつの間にか単語が読めるようになり、5歳の頃には短い絵本なら一人で読めるようになっていたそうです。お母さんに英語習得の秘訣を伺うと、以下の答えが返ってきました。

――「読解力」が全てだと思います。息子が音読するのを横で聞いて、読み終えると「すごいね!」とたくさんほめてあげたのが良かったと思います。本は少しずつ内容を難しくしつつ、大量に与えることを心がけました。単語は読書や動画などから覚えてしまうようで、特に教えることはありませんでした。レベルに合う本を選んで与えたからでしょうか、今でも「英語は簡単」と言っています。

 

  • リーディングを身につける順序

日本でも海外でも、子どもが高度な英語力を身につけるには「英語の本を読む力=リーディング力」を鍛えることが近道です。子どもにとってリーディング力を最もスムーズに身につけられる順序は「フォニックス」→「サイトワーズ」→「リーディングフルエンシー」です。

フォニックスは英語の「ひらがな」、サイトワーズは英語の「漢字」、リーディングフルエンシーは英語の「読解力」を育てる取り組みとざっくり理解してください。

適切な順序で英語学習に取り組むことで、回り道なく、短期間で英語の本がスラスラと読めるようになります。海外在住の場合も同様です。リーディング力の習得を学校任せにせず、家庭でも上記の順序でサポートを与えることでリーディング力の習得を飛躍的にスピードアップさせることができます。

 

  • フォニックスをスタートする年齢

フォニックスをスタートする適齢期は4歳以上です。4歳未満の子どもに教えることもできますが、フォニックスには「理屈」がつきまとうので、幼い子どもには理解できないケースがあります。

4歳以上から本格的なフォニックス学習がスタートできます。フォニックスはアルファベット26文字の名前と音(Aの場合エイとア)を覚えることから始まり、英単語を正しく読むために必要と言われる「44種類の音」と「120通りの綴りパターン」を覚えることがゴールです。

 

  • サイトワーズをスタートするタイミング

フォニックスでアルファベット26文字の「音」を一通り覚えたら(フォニックス学習が全て終了してからではありません。)次のステップである「サイトワーズ」に取り組みます。

サイトワーズは「一目で読める単語」という意味です。サイトワーズには[the]や[have]のようにフォニックスでは読めない単語が含まれます。[the]はフォニックス読みでは「ト」「ハ」「エ」となってしまいます。

サイトワーズは一文字ずつ拾い読むのでなく、単語ごと丸暗記します。英語圏の子どもたちは、毎週10〜20語のサイトワーズをスペリングテストで覚えていきます。日本の漢字テストと同じですね。

 

  • リーディングフルエンシー

リーディングフルエンシーは「早いスピードで、流暢に、英語の本が読める状態」です。アメリカの小学校では、リーディングフルエンシーが身についているか否かを、一般に、読書スピードによって診断します。小学1年生で1分間に60〜100単語、2年生で100〜150単語を「正確に音読できる」ことが目安です。

リーディングフルエンシーは「簡単で短い本の多読」で身につけます。1ページに2〜8単語、全体で8〜16ページ程度の『超簡単な本』からスタートします。1冊を読むのに1分程度しかかかりませんから、どの子も必ず読み終えることができます。超簡単な本で「成功体験」を積ませることがコツです。

 

  • 船津徹の新刊「世界で活躍する子の〈英語力の〉育て方」

 

私の本が出版されました。タイトルは「世界で活躍する子の〈英語力の〉育て方 」です。世界最難関のアイビーリーグ大学合格者を多数指導してきた「普通の家庭」でできる「世界レベルの英語学習法」を紹介しています。ぜひご一読ください。

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