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その123 駐在員家庭のバイリンガル子育て

駐在などにより期間限定で海外に住むことになった場合、子育ての目標は子どもに「一生使える英語力」を与えることです。2〜3年という限られた期間であっても、適切なサポートを与えれば、日本帰国後も失うことのない、高度な英語力を身につけることができます。

 

  • 英語力という特技が手に入る!

一生使える英語力とは、具体的には英検準1級以上、ハリーポッターが原書で読めるリーディング力、学年で言えば、英語圏の小学3〜4年生レベルです。これが達成できれば、日本では英語力トップ1%以上です。英語の勉強をしなくても、大学受験、資格試験、就職試験など、あらゆる英語試験をトップレベルで突破していくことができます。

日本では英語ができることは「特技」です。多くの人が英語を身につけるために10年以上の努力を重ねています。その「特技」が、駐在期間の数年間で身につけられるのです。「一生使える英語力」が身につけば、子どもの将来の選択肢は大きく広がります。

駐在期間中は何よりも英語力の発達を優先させましょう。日本語が弱くなるのではないか、日本語の教科学習が遅れるのではないか、帰国後の受験で出遅れるのではないかなど、日本語面の心配をする方が多いですが、帰国すれば日本語はいくらでも挽回することができます。

 

  • 2〜3年で日本語が極端に弱くなることはない

小学生以上の子ども(日本語の土台が育っている子)であれば、海外に2〜3年滞在している間、英語漬けになったからといって、日本語力が大きく落ち込む心配はありません。

帰国後の日本語力を心配するのは分かりますが、海外の学校に通う子どもとって重要なのは英語です。子どもからすれば、毎日苦労している英語を一刻も早く上達させたいのです。保護者は子どもの心情を理解し、英語を優先的にサポートし「自信」を高めてあげてください。

小学生未満で海外に移り住む子どもの場合、2〜3年で英検準1級レベルを達成することはできません。しかし海外滞在中に簡単な英語の本を読む力を育てることは可能です。これが実現できれば、帰国後も英語の読書を通して英語力を維持・向上させていくことができます。

 

 

  • 英語の読み書きを早期に与える

子どもの年齢に関わらず、2〜3年で高度な英語力を身につけるには、家庭で英語の「リーディング」をサポートすることが不可欠です。現地校やインターナショナルスクールに通わせておけば、英語は身につくだろうと安易に考えてはいけません。

特に初歩のリーディング力の習得は待ったなし!です。英語が読めるようにならなければ学校の授業についていくことができません。英語が読めない状態が長く続くと「自分は勉強が苦手だ!」と自信喪失してしまいます。

子どもの海外生活を有意義な経験にするためにも「リーディング」を早急にサポートしてください。英語の本がスラスラ読めて、書かれている内容を理解できるようになって初めて授業が分かるようになるのです。

 

  • 短期間でリーディングを身につけるには

リーディングを短期間で身につけるには、適切な順序でサポートを与えていくことが大切です。一般に英語のリーディング力は「フォニックス」→「サイトワーズ」→「多読」という順序で指導します。家庭でもアプリやワークブックなどを活用してリーディング指導を実践しましょう。

 

  • 船津徹の新刊「世界で活躍する子の〈英語力の〉育て方」

リーディング力の育て方については拙著「世界で活躍する子の〈英語力の〉育て方 」を参考にしてください。日本人家庭でできるリーディング力サポート方法について詳しく解説しています。

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