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その131 移民英語の重点は「読み書き力」の習得

「どうしたら英語が身につくのか?」英語教育に熱心な父兄たちが探し求めている答えは、アメリカの移民英語教育にあります。ご存知の通り、アメリカは移民の国です。世界中のあらゆる言語を話す人たちがコミュニティーを形成しています。多様な言語が混在する社会において、人々のコミュニケーションを円滑にする柱が移民英語教育です。

 

  • 日本でも移民の国語教育が求められている

国際化の進展により日本でも移民子弟の日本語教育が社会問題となっています。彼らが日本の学校で要求されるレベルの日本語を獲得していくには従来の「日本人向けの国語教育」では対応できません。移民子弟が学習レベルの日本語を身につけるには「移民のための日本語教育」が必要です。

移民子弟が日本語で苦労する理由は単純です。日本語の文字を読む訓練が足りないからです。日本人の子どもあれば、学校だけでなく、家庭や地域社会で日本語の文字に触れて育ちます。でも移民子弟は家庭や地域社会での日本語サポートをほとんど受けることができないのです。

移民家庭では両親も日本語の読み書きが得意でないケースが多いですから、子どもに日本語の文字読みを教えたくても教えることができないのです。その結果、文字を読む練習が足りずに、日本語で書かれた教科書や本をスラスラと早いスピードで読み解く力が身につかないのです。

 

  • バイリンガルからバイリタラシー教育へ

移民のアメリカでは1700年代から「移民のための英語教育」が研究され実践されてきました。移民の英語教育は、アメリカ社会に安定と発展をもたらす土台です。そのようなニーズを背景に発達したアメリカの移民英語教育は、世界で最も進んだ、実績ある英語教育と言えます。

アメリカでは移民の英語教育をESL (English as Second Language)、またはELD(English Language Development)と呼びます。アメリカの多くの総合大学には、移民英語教育を専門的に研究する学部があり、現在も活発にリサーチが行なわれています。

フロリダ州立大学は、2002年に、Florida Center for Reading Researchと呼ばれる研究所を設立し「リタラシー/読み書き」に特化した研究を行なっています。この研究所にはアメリカ政府から毎年10億円の助成金が交付されており、移民英語教育の中でも注目されている分野です。

一昔前の移民英語教育は「バイリンガル」すなわち「二カ国語が話せる」ことに焦点が置かれていました。しかし、最近は「バイリタラシー」すなわち「二カ国語で読み書きができる」ことに重点がシフトしています。

移民子弟がアメリカの学校に適応し、アメリカ社会で成功していくためには「リタラシー/読み書き」がカギを握ることが多くのリサーチによって明らかになっています。日本では「英語教育=会話力」と考える傾向が強いですが、移民の国アメリカでは「英語教育=読み書き力」が主流となっています。

 

  • 毎日90分間のリーディング練習

前述のフロリダ州立大学は移民家庭に対して「毎日90分のリーディング」を提唱しています。これは、正しい言語発達の順序に則って、毎日90分のリーディング練習を行なうことで、どの子も学年レベルのリーディング力を短期間で身につけられるというものです。

ロサンジェルスタイムズ紙は「9歳までに読書力を身につけよう(Reading By 9)」という活動を1998年から行なっています。移民子弟が多い南カリフォリニアを中心に、家庭で「読む力をサポートすること」の重要性を父兄に普及させることが目的です。

1996年に発足した非営利団体The Children’s Reading Foundationは「小学3年生までにリーディング力を身につける」ことを目標に掲げ、親子で毎日20分の読書活動を啓蒙しています。

 

  • TLCのオリジナルフォニックス

私が運営するTLC for Kidsは英語の「リタラシー教育」を実践しています。オリジナルのプログラムで「英語の読む力」を短期間で身につけることができます。TLC for KidsのフォニックスはYouTubeで「TLC Phonics」と検索すれば見つかります。ぜひご活用ください。

 

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