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その134 クリティカルリーディングとは?

アメリカの学校教育で特徴的なものが、クリティカルリーディングです。クリティカルリーディングを直訳すると「批判的読書」となりますが、その本質は、書かれている内容を一字一句正確に理解した上で、書き手のメッセージや命題を評価・批判する主体的な読書活動のことです。

クリティカルリーディングは、英語の授業だけで必要とされる能力ではありません。理科、社会、算数、全ての教科において情報を正確に読み取り、批判的に検討するプロセスが要求されます。

アメリカではクリティカルな思考を土台とした読書技術を身につけることが、実社会で「生きる力」につながると考えられており、学校教育を通してクリティカルリーディングが段階的に訓練されていきます。

クリティカルリーディングは日本人の子どもの苦手分野です。日本人には物事を「疑ってかかる」という価値観がどうも馴染みません。また親もクリティカルに考える習慣が身についていないケースが多く、家庭でもサポートできません。

 

  • 親子の会話に気を配ること

アメリカの子どもたちは、学校でクリティカルな思考を教育されるまでもなく、家庭や地域社会において批判的思考を身につけていきます。アメリカの学校で思考技術を学んだ親たちが子どもを教育するわけですから、子どもとの対話の中で「考える力」の育成がごく自然に行われているのです。

欧米流の思考技術を子どもに与える近道が、会話に「なぜ?」「どうして?」「もし〜だったら?」を増やすことです。子どもが自問自答し、自分の考えを言葉で説明できるように促すのです。「なぜ○○ちゃんはそう思うの?」と問えば、子どもは一生懸命答えてくれます。

また、子どもが「なぜ?」と聞いてきたら、あいまいにせずにきちんと答えてあげてください。大人が子どもの問いかけにしっかり答えないと、子どもは考えなくなります。お母さんが分からない時は、「ママはこう思うけど○○ちゃんはどう思う?」と子どもと一緒に考えるようにしましょう。

 

  • 読み聞かせで思考力を鍛える

読み聞かせも考える力を育てる大切な取り組みです。読み聞かせには1)母子関係の強化、2)言葉と思考の発達、という二つの側面があります。日本人家庭で多いのが寝がけの読み聞かせですが、これは母子関係の強化が目的です。

大好きなお母さんと一緒の布団で、子どもは安心しきった状態でお話を聞きます。寝がけの読み聞かせは、親の愛情を伝え、情緒を育てる大切な働きかけですから必ず実践してください。

それに加えて、子どもを主体的に読書活動に参加させる、言葉と思考の発達に目を向けた読み聞かせも取り入れてください。絵本を読んでいる途中で、子どもに質問したり、子どもの疑問に答えたりするのです。

登場人物の性格やストーリーの背景について質問したり、次の場面を予想させたりします。子どもは常に頭をフル稼働させながら、主体的に読書に参加します。このような読み聞かせは、子どもの精神活動が活発な時間帯に行ないます。

子どもへの質問は「オープンエンド」を心がけてください。たとえば、三匹の子豚の物語りで「最初の子豚は何で家を作ったかな?」は答えが一つです。それより「◯◯ちゃんならどんな家を作るかな?」と聞けば、子どもは自由に想像力を働かせることができます。オープンエンドの問いを増やすことで、豊かな発想で考える習慣が育ちます。

 

  • 子どもの自主的な積極性を伸ばす

 

クリティカルな思考を身につけるには、親が「問い」を大切にすること、そして子どもが主体的に考え、自分の考えを明確に表現できる力を育てることが重要です。これを実現するには、親が子どもを一人の独立した人格として尊重し、子どもの考えを認めてあげることが肝心です。

 

  • TLC for Kidsのレッスン動画

私が主催するTLC for Kidsでは、バイリンガルの子ども向けに「リーディング指導」を行なっています。YouTubeで「TLC phonics」と検索すればフォニックスやサイトワーズ動画を無料で見ることができますのでご活用ください。

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