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その136 外国で暮らせば英語ペラペラになりますか?

「外国に住めば子どもはバイリンガルになりますか?」答えは「YESでありNOです」。例をあげてご説明しましょう。

 

  • 英語を話す力と読み書きの力

ハワイで生まれ育ったタロウ君。家庭では日本語を話し、プリスクールとキンダーガーテンでは英語を話す環境で育ちました。ハワイの小学校に上がる6歳頃には、日本語も英語も流暢に話すバイリンガルになりました。二つの言葉を自在に操る我が子を見ると親は何ともうれしい気持ちになるものです。

そんなタロウ君が小学校に通い始めて1ヶ月ほど経ったある日、担任の先生からお母さんに電話がありました。

「タロウ君ですが、英語力が足りないので授業についていけません。家庭教師をつけることはできませんか?」お母さんはびっくりして反論します。「タロウは英語ぺらぺらです。なぜ授業についていけないのですか?」先生は答えました。「会話力は問題ありませんが、読み書き力が足りないのです」

 

  • キンダーガーテンの1年間で読み書きを身につける

アメリカでは小学校に上がる1年前、キンダーガーテンから義務教育がスタートします。キンダーガーテンは小学校の教科学習に子どもたちが適応できるように準備をする学年です。アメリカで学校教育を受ける子どもは、キンダーガーテンの一年間で基礎的な読み書きを身につけなければなりません。

もちろん日本人の子どもも現地の子と一緒に英語の読み書きを習います。しかし、日本人の子どもの多くは、授業で要求されるレベルの読み書き力を一年間で習得することができないのです。なぜでしょうか?

理由は家庭におけるサポート不足です。子どもが初めて読み書きを習う時は、学校に加えて、家庭でも文字や本に多く触れることが必要です。親子で絵本を読んだり、文字ゲームや文字カードで遊んだり、言葉遊びをしたり、身の回りにある看板やパッケージを読んだり、家族の名前の読み方を教えたり、文字プリントに取り組んだり、そんな家庭でのサポートによって子どもは文字を読む力を身につけていきます。

日本人の親の多くは、英語力が足りないため、家庭で英語の読み書きを教えることができません。そのため、文字学習を100%学校任せにしてしまうのです。学校の授業で満足な読み書き力が身につけば良いのですが、英語の読み書きの入り口である「フォニックス」はルールが複雑で、英語を第二言語で学ぶ子どもには難易度が高いのです。そのため、多くの日本人の子どもは教科学習に必要な読み書き力が定着していない状態で小学校に上がることになります。

 

  • 英語を日本で学ぶ場合も基本は一緒

言葉は「読み書き」を身につけることによって高いレベルで定着します。特に大切なのが、文字を習い始める一年間です。このときに基本的な読み書き力が身につけば、スムーズに教科学習にもついていけるようになります。

英語の読み書きを身につける基本は2つあります。一つは日本語の五十音に該当する「フォニックス」。そしてもう一つが英語の頻出単語である「サイトワーズ」です。この二つをきちんと学習すれば、英語圏の小学1年レベルの本が読めるようになります。

英語が苦手という多くの親にとってフォニックスは悩みの種です。フォニックスでは「A,B,C,D,E」を「ア、ブ、ク、ド、エ」と発音しますが、どれも日本語にはない音であり、よほど英語に堪能でなければ教えることができません。

でもご安心ください。今はインターネットを活用すれば、ネイティブ音声でフォニックスを学ぶことができるのです。YouTubeなどの動画メディアを利用して、家庭でもフォニックスを練習できるように環境を整えてあげましょう。

 

  • TLC for Kidsのレッスン動画

私が主催するTLC for Kidsでは、バイリンガルの子ども向けに「リーディング指導」を行なっています。YouTubeで「TLC phonics」と検索すればフォニックスやサイトワーズ動画を無料で見ることができます。

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