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その138 自分はできる!という自信を育てる

IT技術の発展に伴う社会構造の変化に対応するため、学校教育は大きな転換期を迎えています。一昔前は、英語(国語)、算数、理科、社会など、教科知識の習得が中心でしたが、現在は「STEM教育/科学・技術・工学・数学」や「クリティカルシンキング/批判的思考力」など、より実用的な技能の習得へと指導内容がシフトしてきています。

今子育てをしている方は、自分たちが経験してきた「記憶中心の学び」と、次世代を生きる子どもたちに要求される「実用的・専門的な学び」との狭間で「何をどう教えればいいのか?」戸惑われていることでしょう。でも氾濫する情報に惑わされてはいけません。どれだけ社会が変化しても、たくましく生き抜く子どもを育てる原則は昔も今も未来も変わらないのです。

 

  • 心を大きく、強く育てる

成功する子どもを育てるために親がすべきは「心」を大きく、強く育てることです。ここで言う「心」とは「自分はできる!」という自信です。子どもの心が自信で満ちあふれていれば、どんな知識や技能もスムーズに身につけることができる適応力の高い子どもに育ちます。

「自分はできる」という自信があるから、子どもは主体性を持って新しい知識や技能を習得していけるようになるのです。反対に自信が小さいと、失敗を恐れて新しいチャレンジがしにくい、人生に対して消極的な態度が形成されてしまいます。

子どもが学校や社会で生き生きと自己実現していくには、まず土台となる「心」を大きく育てなければなりません。ところが今の社会は「心」が置き去りにされているのです。知能教育は続々と高度に専門化され、万能化されていきましたが、「心」は放置されたまま、数百年前とほとんど変わっていないのです。

今世界中で「子育てが難しい」という親が増えていますが、この背景にあるのは「知能教育」と「心」のアンバランス(不均衡)です。現代社会はあまりにも知能教育の比重が大きくなりすぎて、それを支える心とのバランスがとれていないのです。

 

  • 教育は成功した、でも子育てに失敗した

私の知人の中国人は、熱心な英才教育が功を奏して、一人息子をコロンビア大学に進学させました。子どもをアイビーリーグ大学に入れて両親は幸せな日々を過ごしていると思われるでしょう。ところがこの息子は進学してから両親との会話を一切拒否。大学の卒業式にも両親には来ないでほしいと言い張り、親子関係が完全に断絶しているというのです。

これは極端な例ですが、近い話はいくらでもあります。子どもがアイビーリーグ大学に合格したが、やりたいことが見つからず卒業後もふらふらしている。子どもがトップ大学に入学したが、燃えつきてしまいパーティー三昧。子どもが一流大学に合格したが、さらに激しくなった競争に心が折れてしまい、ドロップアウトしてしまった。

『教育は成功した、でも子育てに失敗した』そんなケースが増えています。「子育て=心育て」は親にしかできない面倒なものなのです。決して子育てを学校任せ、人任せにしてはいけません。また知能教育を焦るばかり、心を育てることを置き去りにしてはいけないのです。

 

  • 子どもをかわいがって育てる

子どもの心を育てるのは決して難しくありません。母親がとことんかわいがってあげればいいのです。子どもを抱っこして、甘えさせてあげて、愛情で満たしてあげると「自分は愛され受け入れられている」という自信が大きくなります。これが「自分はできる」という気持の土台となるのです。

「甘やかしだ!」「しつけがなってない!」などという周囲の声は無視してください。周りが何と言おうとも、子どもを一生懸命かわいがり自信を大きく育ててあげてください。心の栄養はいくら与えても与えすぎることはありません。良いときだけでなく、悪いときも子どもを愛し、受け入れ、かわいがって育てれば、自信と勇気に満ちあふれた、たくましい子どもに成長します。心が大きく育てば、その上に積み上げていく知能教育は難しくないのです。

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