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その139 子どもに選ばせて「個性」を育てる

子どもの洋服や靴や食べ物は親が選んで与えるものだと思っていませんか?もちろん子どもの栄養面や見た目のかわいさなどを配慮して親は選んであげているのですが、見方を変えると、子どもの自主性や個性を伸ばすチャンスを奪っているとも言えます。

 

  • 2つくらいの選択肢から選ばせてみる

たとえば、子どもの洋服を親が買ってきて与えるのではなく、子どもに選ばせてみましょう。子どもは同じような柄や色の服ばかり選ぶかもしれませんが、そこから「自分は赤が好き」という個性が生まれてきます。私の学校の生徒で、右と左で異なる靴をいつも履いてくる子がいますが、それも個性なのです。

もちろん幼い子どもに「好きに選んでいいよ」と言っても選び方が分からないでしょうから、最初は、2つぐらいの選択肢から選ばせてみてください。「この二つの服のうちどっちを着る?」と尋ねれば、子どもは「赤い服」と答えます。

選ぶという作業は思考をフル活動させて、自分によってより良いモノを見極めることです。言い換えれば自己を知るということにつながるのです。子ども時代に自分で選ぶ訓練を多く積んだほど、自主性が強い、やる気と向上心に富んだ人に育ちます。

「バニラ、チョコ、ミックスアイスクリームの中から食べたいものを選んでいいよ!」そう言うと、子どもは、見た目、好み、味、過去の記憶などを総動員して必死でどれを選ぶか考えます。

「チョコはおいしいけど、バニラも食べたいな。両方を楽しめるのはミックスだ!」必死で考えて選んだものは、格別に美味しく感じるのです。でも、これで終わらせてはいけません。ポイントは選ばせた後に理由を聞くことです。

「なぜチョコじゃなくてミックスを選んだの?」と聞けば、なんとなくかもしれないし、試してみたかったのかもしれない。そうやって自己をよく知ると、自分がやりたこと、得意なことにつながっていきます。親が与えてばかりだと、子どもは欲求不満になりますし、大切な自主的なやる気が育たないのです。

 

  • 自分で選んで失敗するのも良い経験

歯ブラシ、洋服、靴、カバン、文房具、おもちゃなど、子どもの身の回りのモノはできるだけ子どもに選ばせてあげましょう。また外食するときには、食べ物や飲み物を子どもに選ばせてみましょう。(小学生以上の子どもには1000円以内で好きな物を選んでいいよ、など予算を決めて選ばせると、算数力も鍛えることができます)

子どもが自分で選ぶと、失敗したり、自分の好みに合わなかったり、後悔することがあります。でもそれもまた経験なのです。子どもが失敗しそうな場面でも、親は先回りしたい気持をグッとこらえて見守ってください。

自分で選んで失敗する経験は、子どもを大きく成長させてくれます。なぜなら次は失敗しないように、より深く、賢く考えるようになるからです。衝動的に物事に飛びつくのでなく、じっくり自分にとってどれが良い選択なのかを考えるようになるのです。子ども自身が必死に考えて選択することに意義があるのです。

多くの親は「子どもに失敗させたくない」「失敗したら可哀想」と先回りをしたり、ストップをかけてしまいます。でもそれでは子どもが「自分で考え、自分で行動する子」には育たないのです。子どもはいずれ自立して、自分の力(選択)で人生を生きなければならないのです。そのためには、失敗を重ねながらも自分の力で乗り越えていく経験が必要なのです。

 

  • 親の仕事は丸ごと受け入れること

親が子どものためにできるのは、失敗させないことではありません。失敗したときに子どもを丸ごと受け入れてあげることです。失敗しても大丈夫。私たちはあなたの味方。あなたをいつでも見守っている。次にうまくできればいい。そんなメッセージを伝え、子どもが安心してチャレンジしていけるように励ましてあげることです。

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