食べたい衝動を抑える方法
コロナの影響で家にいる時間が多くなって、動く量は減っているのになぜか以前より食べる量が増えたと言う方がいるのではないでしょうか?
今回はその食べたい衝動が起こる理由と、その衝動を抑える行動を説明します。
まず、食べたい衝動が起こる理由について。
人間は自我で行動していると思われていますが、その大半が欲によって動かされています。欲は大きく分けて3つ。3大欲求と呼ばれる、食欲、性欲、睡眠欲です。そして人間は何かストレスを感じたときに、その欲を満たすことで自分を正常に保つようにコントロールをしています。
様々な行動制限が生じる中、家にいるだけでも知らず知らずのうちにストレスを感じ、食欲という欲を満たすことで自分を本能的にコントロールしているのです。ですがろくに動かず、本能に任せて食欲を満たし続けていると、当然太ります。本能に好き勝手させていると取り返しのつかないカラダになってしまいます。
自分の自信を持てるカラダを取り戻せるように爆食いを強いてくる本能にあらがいましょう。その食べたい衝動を抑える方法を紹介します。
1つは仮眠をとることです。これは欲を満たす矛先を食欲ではなく、睡眠欲に向ける方法です。15分くらいの仮眠はパワーナップとも呼ばれ、かなりスッキリするし、起きた頃には食べたい衝動もおさまっています。
次に血糖値の上がりにくい食べ物を食べることです。ご飯を食べた後なのにまたすぐ食べたくなるなんてこと、ないですか?これは血糖値に大きく関係します。砂糖や白ご飯、パンなどは食べた直後血糖値が爆上がりし、その後急降下します。その落ちるタイミングで空腹感の錯覚を感じます。カラダは食べた直後なのでエネルギーは足りているのに、空腹を感じるので錯覚です。このとき、白ごはんではなく玄米やオートミールに、パンも全粒粉パンなどにすれば急激な空腹には襲われにくいです。
最後に運動です。最も空腹を感じやすいタイミングは昼食と夕食の間です。その間で運動を習慣付けます。YoutubeでHiitするでもいいし、外へ散歩しに行くでもいいです。そして終わればおやつがわりにプロテインシェイクを飲めば食べたい衝動のことなんて忘れてしまいます。
ボクのコラムを読んで頂いている方ならしつこいくらいに出てくる言葉ですが、大事なのは習慣です。正しい習慣を繰り返すことがカラダ作りの全てです。それ以外の方法はないのです。ですが大事なのは焦らないこと。着実にひとつずつ体に習慣を染み込ませていきましょう。
ポギ金子
BGCのセレンドラにあるパーソナルジム『ORANGE FITNESS CLUB』で
トレーナーとして 活動。
日本とは異なった環境でのダイエットやボディメイクの指導を行っている。