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合成樹脂製品へのセーフガード発動を検討

フィリピン貿易産業省(DTI)は9月4日、合成樹脂製品に対するセーフガード(緊急輸入制限)発動に向けた、予備調査を開始したことを公告した。同省は、地場有力コングロマリットのグループ企業で、石油化学製品メーカーのJGサミットポリケミカルから、国内産業に重大な損害を与えている外国産の高密度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポリエチレン(LLDPE)に対してセーフガードを発動するよう、申請を受けていた。同申請について、DTIは、予備調査を開始するに足る正当な証拠があると判断し、8月28日に現地紙2紙に公示して意見を募っていた。

同申請資料によると、容器などに使われるHDPEの国内市場は急速に拡大しており、輸入品のシェアが圧倒的に大きい。輸入量は2015年の2万9,692トンから2019年の11万1,124トンへ急増する一方、国産品は2015年の100トンから2019年の94トンと微減している。主な輸入先は、タイ、マレーシア、シンガポール、サウジアラビアで、2019年はこれら上位4カ国で約89%のシェアを占めた。

また、包装資材などに使われるLLDPE市場も状況は同様で、輸入量は2015年の8万94トンから2019年には12万601トンに約50%伸びているのに対し、国産品は2015年の100トンから2019年の71トンに29%減少している。主な輸入先は、シンガポール、タイ、カタール、サウジアラビアで、2019年はこれら上位4カ国で約77%のシェアを占めた。(JETRO石原 9月24日)

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