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財政赤字、対外債務ともに拡大するも格付けは安定を維持

米国の国際的な格付会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは7月16日、フィリピンの信用格付を投資適格級の「Baa2」、格付見通しも「安定的」に据え置いた。同社は「フィリピン政府が財政強化に取り組んでおり、『コロナ禍』対策の債務増大にも対応できている」ことを評価し、2014年12月以降の評価を維持した。

財務省財務局は7月22日、2020年1~6月の財政収支が5,604億ペソの赤字、うち歳入が前年同期比6.1%減の1兆4,533億ペソと減少する一方、歳出は2兆137億ペソと同26.6%増加したと発表した。結果的に、財政収支の赤字幅は、前年同期比で約13倍に拡大した。

また、フィリピン中央銀行は7月15日、2020年4~6月の対外債務は前年同期比で約2.25倍の68億4,100万ドルと発表した。ジル・ベルトラン財務次官は7月22日、「2020年3月末におけるフィリピンの対外債務残高は814億2,100万ドルで、その対GNI(国民総所得)比率は19.67%だった。世界銀行のデータ(2018年時点)によると、フィリピンは近隣諸国より低い水準に抑制されている」と説明している。2020年6月末の総外貨準備高(金、その他を含む)は933億1,860万ドルと過去最高水準にあり、対外支払能力は安定している。

7月23日付フィリピン国営通信によると、アジア開発銀行(ADB)は「フィリピンの経済活動は長期のコミュニティ隔離措置で大きく落ち込んだが、消費者の信頼感が回復し、景気刺激策が行われ、輸出も復旧していけば、7月以降回復局面に向かう」との見方を示している。(JETRO石原 7月30日)

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