フィリピンは外資の投資規制緩和すべき=米政府高官
フィリピン政府は外資への投資規制を緩和すべきだ――。在フィリピン米大使館の貿易担当オフィサー、ブライアン・ブラハウス氏がこのほど、声明を出し、こうした見解をしめした。フィリピンのマニラタイムズ電子版が報じた。
ブラハウス氏は「外資の投資に対して最も厳しい国の一つであり、東南アジア諸国連合(ASEAN)のほかの加盟国と比べて投資への障壁が多い」と指摘する。その上で、「外資の投資に関する制度的規制を緩和すべきだ」と強調している。
とりわけ官民連携(PPP)プロジェクトにおいて外資の投資への規制が厳しいという。
ブラハウス氏は「PPPプロジェクトに参加している米国企業はゼロであるほか、PPPプロジェクトをけん引する外資系企業がない状況だ」と批判している。